第3戦決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2025シリーズ第3戦の決勝を、岡山国際サーキット(岡山県)で 2025年5⽉24⽇(土)に開催しました。
天候:雨 路面:ウエット 気温:17度 路面:20度(セッション開始時)
今シーズンのPCCJ開幕大会は、4月4〜6日に鈴鹿サーキットでF1日本GPのサポートレースとして2戦開催。そこから約1カ月半振りとなる第3〜5戦の舞台は、タイトなコーナーが連続するテクニカルな岡山国際サーキット。5月23日に練習走行が快晴下で、午前、午後ともに各45分間開催された。ここで総合トップタイムを記録したのは今年PCCJ初参戦ながら開幕戦を制した#7 卜部和久であった。そして、プロアマクラスは今シーズンの第2戦で優勝を飾った#66 BANKCY、アマクラスは鈴鹿大会で2連勝を飾った#16 Hiroが、それぞれクラストップタイムをマークした。
5月24日は、朝から降る雨が徐々に強まり、PCCJの公式予選の開始時刻も何回か延長されたが、最終的に天候の悪化で公式予選はキャンセルとなる。そのため第3戦と第4戦の決勝グリッドは、第2戦レース終了時点での累計獲得オーバーオール(総合)ポイントで決定されることになる。なお、ノーポイントのドライバーはランキング順で形成されたグリッドの後方に配列される。これにより、第3戦と第4戦の決勝グリッドのポールポジションはランキングトップの#7 卜部が獲得。プロアマクラスのポールポジションは#66 BANKCY、アマクラスのポールポジションは#16 Hiroという結果に。
第3戦決勝は、同日の15時35分にフォーメーションラップが開始される。レースは路面コンディションを考慮し、セーフティカー先導で周回を重ねていく。そして、3周目にセーフティカーのランプが消え、4周目からレースはリスタートに。ポールポジションの#7 卜部は好スタートを見せてトップをキープするが、ダブルヘアピンでオーバーランを喫してしまい、2番手スタートの#78 木村偉織にトップを譲る。#78 木村の背後には#60 伊東黎明が迫り接近戦を繰り広げるが、9周目のヘアピンで#60 伊東は痛恨のオーバーランを喫してしまい順位を落としてしまう。これで2番手には再び#7 卜部が浮上し、3番手に#99 渡会太一、4番手に#60 伊東が続く。
トップの#78 木村と2番手の#7 卜部の差は、一時3秒以上に広がっていたが、14周目には0秒274まで縮まる。ここで#78 木村は最後の踏ん張りを見せ、30分間の時間制限で16周となったレースを逃げ切って連勝を飾る。優勝した#78 木村だったが、「今日はペースが良くなく、自分としては納得いくレースができなかったと反省しています。明日こそは、速さを見せて勝ちたいですね」と闘志を燃やす。2位の#7 卜部も「自分のミスでコースアウトし、順位を落とす情けないレースをしてしまったので、明日はポール・トゥ・ウィンを目指します」と、リベンジを誓う。3位の#60 伊東も「コースアウトは攻めた結果とはいえ、ちょっと残念でした。でもクルマの動きは良かったので、明日は天候が回復すると思うので攻めていきます」と語る。
プロアマクラスは、第2戦の覇者#66 BANKCYが今回もクラストップチェッカーを受け2連勝を飾り、「今日は雨でバトルもほとんどなかったですが、優勝できて良かったです。この調子で明日も頑張りたいと思います」という。2位は#77 浜崎大、3位は#10 MOTOKIという結果であった。
アマクラスは総合6番手を走行していた#16 Hiroが8周目にコースアウトを喫してしまい、#36 Sky Chenが2021年第11戦の鈴鹿大会以来となるクラス優勝を飾る。「久しぶりの優勝で、とても嬉しいです。この調子で連勝を飾ることができれば嬉しいですね」と喜びを語る。2位は#16 Hiro、3位は#23 KENSUKEであった。
明日5月25日に行われる第4戦のグリッドは第3戦と同様で、第5戦は第3戦決勝の正式総合結果で決定し、ポールポジションは#78 木村、プロアマクラスは#66 BANKCY、アマクラスは#36 Sky Chenがクラスポールポジションとなる。
第4戦決勝レースは25⽇(日)10 時35分スタート(17周もしくは30分間)、第5戦は同日の14 時55分スタート(17周もしくは30分間)を予定する。なお、決勝レースはポルシェジャパン公式Youtubeチャンネル(https://www.youtube.com/@PorscheJapanOfficial)でライブ配信される。
第3戦ライブ配信URL
https://www.youtube.com/watch?v=7ezwSPcJuvc
第4戦決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2025シリーズ第4戦の決勝を、岡山国際サーキット(岡山県)で 2025年5⽉25⽇(日)に開催しました。
天候:曇り 路面:ドライ 気温:18度 路面:19度(セッション開始時)
前日の5月24日は激しい雨に見舞われて、予選がキャンセルとなったPCCJ岡山大会。それにより第3戦と第4戦の決勝グリッドは、第2戦レース終了時点での累計獲得オーバーオール(総合)ポイントで決定された。結果、第4戦の決勝グリッドは第3戦と同じとなり、各ポールポジションはオーバーオールが#7 卜部和久、プロアマクラスが#66 BANKCY、アマクラスが#16 Hiroとなる。
5月25日は前日から降り続いていた雨も止んでいたが、第4戦決勝グリッドに向かい各車がピットを出て行く頃に、空から再び雨が落ちてくる。そのため各チームは、雨が強くなった時に備えてグリッド上でレインタイヤを準備する。しかし、予定から10分遅れの10時45分にフォーメーションラップが開始される頃に空は明るくなるが、各車は路面コンディションをチェックしながらゆっくりと1周。グリッドに再びマシンが整列し、シグナルレッドがブラックアウトしてレースはスタート。ポールポジションの#7 卜部がトップで1コーナー飛び込み、2番手には#60 伊東黎明、3番手には#78 木村偉織が続く。
2周目に入ると3台のバトルは激しさを増し、アトウッドカーブで#60 伊東が#7 卜部をオーバーテイクしてトップに立つ。その3台の背後には#99 渡会太一、#66 BANKCYも迫り、トップ集団は5台で形成されるが、リボルバーコーナーでトップの#60 伊東がコースアウトを喫してしまう。これでトップは再び#7 卜部となり、2番手には#99 渡会が浮上し、3番手に#78 木村が続き、周回を重ねていく。7周目に#7 卜部と#99 渡会のタイム差は0秒185まで縮まり、翌8周目のアトウッドカーブで#99 渡会がオーバーテイクに成功してトップとなる。
そしてダブルヘアピンでは、#78 木村が#7 卜部に仕掛けて2番手に浮上する。これで#99 渡会、#78 木村、#7 卜部の順で周回を重ねていき、トップの#99 渡会はペースを上げて2番手以下との差を徐々に広げていく。最終的に#99 渡会は、2番手の#78 木村に3秒382の差を着けてPCCJ初優勝を飾る。レース後、#99 渡会は「やっと優勝ができて、とにかく嬉しいです。今日は6番手スタートだったので厳しいかなと思っていたのですが、マシンの調子も良くて着実にポジションアップできました。この調子で午後の第5戦でも優勝を狙っていきます」と、喜びを語る。
2位の#78 木村は「スタートでミスをしてしまったのが今日の反省点です。第5戦はポールポジションからのスタートなので、そこで失敗しないようにしたいと思います」と、リベンジを誓う。3位の#7 卜部は「今日は思ったようなペースで走れることができなくて3位になってしまったので、セッティングを見直しして午後の第5戦に挑みたいと思います」と語る。コースアウトにより一時順位を大きく落とした#60 伊東は5位、今年のポルシェジャパンジュニアドライバーである#91 佐藤樹は6位となった。
プロアマクラスは、2連勝中の#66 BANKCYが今回も安定した走りでクラス優勝を飾り、「岡山は予選グリッドが重要になるので、いいポジションからスタートできたのが大きかったですね。そして渡会選手も優勝し、チームとして嬉しい結果になりました」と、ダブル優勝を喜ぶ。2位は#88 Tiger Wu、3位は#77 浜崎大となる。
アマクラスは総合4番手グリッドからスタートした#16 Hiroが、落ち着いたレース運びで今シーズン3勝目をマーク。「クラス違いのマシンと無理なバトルはせず、自分のペースで最後まで走りました。午後のレースも頑張ります」と語る。2位は#23 KENSUKE、3位は#36 Sky Chenという結果であった。
なお、本日14時55分スタート(17周もしくは30分間)予定の第5戦グリッドは、第3戦決勝の正式総合結果で決定した。オーバーオールのポールポジションは#78 木村、プロアマクラスは#66 BANKCY、アマクラスは#36 Sky Chenがクラスポールポジションを獲得。決勝レースはポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。
第4戦ライブ配信URL
https://www.youtube.com/live/JuxURt5IZvI?si=UlV-WJ4HcLDlx9gh
第5戦決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2025シリーズ第5戦の決勝を、岡山国際サーキット(岡山県)で 2025年5⽉25⽇(日)に開催しました。
天候:曇り 路面:ドライ 気温:24度 路面:27度(セッション開始時)
岡山大会3レース目となるPCCJ第5戦の決勝グリッドは、前日の24日に開催された第3戦決勝のレース結果で決定した。オーバーオールのポールポジションは第3戦で優勝した#78 木村偉織、プロアマクラスのポールポジションは#66 BANKCY、アマクラスのポールポジションは#36 Sky Chenが獲得した。
前日の24日は天候不良で公式予選はキャンセルされ、午後の第3戦は雨の中でのレース開催となった。25日午前中の第4戦もレーススタート直前に雨が落ちてくるなど、今回の岡山大会は雨に翻弄され続けたが、3レース目となる第5戦はようやく完全ドライ状態でのレース開催となった。予定から5分遅れの15時、フォーメーションラップがスタートし、再びグリッドにマシンが整列して第5戦がスタートする。
ポールポジションの#78 木村がトップで1コーナーを駆け抜け、2番手には3番グリッドからスタートした#60 伊東黎明が浮上する。#60 伊東は#78 木村の背後にピタリと着けて、1周目で一挙にトップに立つ。ここから#60 伊東はペースを上げて、2番手#78 木村との差を徐々に広げていき、10周目には3秒以上の差を築く。そして12周目、コースアウトを喫したマシンを回収するためセーフティカーが導入され、築いたマージンは一挙になくなることになるが、#60 伊東は焦らずにリスタートに備える。
だが、思った以上にマシン回収に時間を要したため、レースはセーフティカー先導のまま17周のレースを終えることに。これにより、昨年のPCCJチャンピオンである#60 伊東は、ようやく今シーズン初勝利を挙げる。#60 伊東は、「今大会はSHOWA AUTOのスタッフとお客様が、たくさん応援に駆けつけてくれていたので、最後の3レース目で優勝をできて良かったです。1周目にトップへ立てたのがすべてだと思います。これを弾みにシーズン後半戦へ挑んでいきたいと思います」と、ここからの連勝を狙っていく。
2位の#78 木村は「もっともっと強く、速さを見せられるように、今回の大会を反省して後半戦に挑みたいと思います」と語る。3位の#7 卜部和久は「今大会は他カテゴリーとのダブルエントリーで、マシンをじっくり仕上げることができませんでした。これも経験だと思うので、それらを次からのレースに活かして行きたいと思います」と、力強く語ってくれた。
プロアマクラスは、クラスポールポジションからスタートした#66 BANKCYが安定した走りで今回も優勝し、岡山大会3連勝を成し遂げた。「今大会は予選がなく、グリッドもランキング順などラッキーな点も大きかったと思います。次の富士大会は、予選、決勝ともに速さを見せて勝ちたいと思います」と、後半戦に向けて闘志を燃やす。2位は#10 MOTOKI、 3位は#77 浜崎大という結果であった。
アマクラスは第4戦で優勝した#16 Hiroが連勝を飾り、今シーズン4勝目をマークした。「ここまで5戦中4勝を挙げることができ、とても嬉しいですね。次の富士は自分の好きなコースでもあるので、この調子で頑張ります」と喜びを語る。2位表彰台には#36 Sky Chenが上がった。
今シーズンのPCCJは全11戦で競われているため、次回の第6-7戦はシーズン中盤戦と、後半戦に向けてのランキング争いで重要な大会となってくる。その注目の大会は、約2カ月後の7月19日(土)、20日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催を予定し、第6戦はMICHELIN Challenge、第7戦はMobil 1 Challengeとして開催される。
第5戦ライブ配信URL
https://www.youtube.com/live/HjNOzq_3Ql8?si=HkEo4mdbnKKTN8T0