追い抜きもなく、チェッカーフラッグまで延々と渋滞状態が続いた去年のレースの反省から、2025年F1第8戦モナコGPは2回のピットストップ(3セットのタイヤ使用)義務化の特別ルールを導入した。それによって、モナコGPは本来の魅力を取り戻せただろうか。

 残念ながら、そうならなかったと僕は感じた。確かに終盤の首位ランド・ノリス(マクラーレン)と、必死に追い上げるシャルル・ルクレール(フェラーリ)の攻防は見応えがあった。レーシングブルズとウイリアムズがチームプレイに徹し、なおかつ片方のドライバーが一方的に犠牲になることもなく、2チームともダブル入賞を果たしたのも見事だった。

 逆にメルセデスの2台、そして角田裕毅(レッドブル)は彼らの戦略の前に為す術もなく、入賞圏外でレースを終えた。セーフティカー(SC)が出ることを期待しながら周回を重ねたが、序盤のバーチャル・セーフティカー(VSC)、そしてところどころで提示された一瞬のイエローフラッグ以外はほぼ何も起きなかった。

本日のレースクイーン

南実千晴みなみちはる
2025年 / スーパーGT
2025TRSアンバサダー
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