ラテルは、スパでの記者会見の時期を1日遅らせて土曜日にしたのは、世界中のカレンダーを 「かき集め、確定させる」ために1日余分に時間を確保したためだと明らかにした。

「チームからはWEC(世界耐久選手権)とDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)とは日程を重複させないようにと言われているが、DTMはWECとも重複させたくない。計算しようとすると、ほとんど不可能な作業になる」とラテルは語っている。

 また、2024年のGTWCアジアの正確なスケジュールはまだ決まっていないが、4月のマレーシア・セパンを皮切りに、5月にタイのブリラム、そこから6月に富士スピードウェイ、7月に鈴鹿サーキット、8月に岡山国際サーキットと日本を転戦し、10月には中国国内のどこかで開催するという全6戦が予定されている。

 GTWCオーストラリアについては2024年のカレンダーはまだ確定しておらず、ラテルは「そこで解決しなければならないことがいくつかある」と述べ、詳細は明らかにしなかった。

 なお、GTWCヨーロッパとGTWCアジアは、2024年からトタルエナジーズの100%再生可能燃料に切り替わる。この燃料は、すでにWECで使用されているものと同様のものになると理解されている。

2023GTワールドチャレンジ・アジア第4戦富士 決勝レース2のスタート
2023GTワールドチャレンジ・アジア第4戦富士 決勝レース2のスタート

■「当初のコンセプト」よりも優先されたニュルの編入

 ニュルブルクリンク24時間レースのSP9クラスはタイヤメーカーがオープンであるため、ピレリは来年IGTCのタイトルスポンサーにはならない。

 ただしラテルは、ピレリが他のすべてのラウンドで独占的なタイヤ・プロバイダーであり続けることを認めている。

 また、ニュルブルクリンク24時間レースがIGTCのカレンダーに加わることは、各大陸で1レース、それぞれ異なる長さのレースを開催するという同シリーズの理念には反するが、既存の注目度の高い耐久レースをカレンダーに組み込むことの勝算は、当初のコンセプトよりも優先されるとラテルは語っている。

「オリジナルのアイデア(当初のシリーズのコンセプト)は素晴らしいが、最大のレースを(スケジュールに)入れるのは良いことだと思う」と彼は述べた。

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